ダム名 秋神ダム(あきがみだむ)
ダム形式 重力式コンクリートダム
河川名/水系名 秋神川/木曽川水系
所在地 岐阜県大野郡朝日村
着工年/完成年    年/1954年
用途 発電
堤高 74.0m
堤長 195.0m
堤体積 207,000m3
総貯水量 17,584,000m3
有効貯水量 16,976,000m3
ダム湖名 秋神貯水池
飛騨川の支流、秋神川に設置された秋神ダムは、中部電力が発電専用として建設した堤高74mの重力式コンクリートダムです。ダムは長野県との県境である長峰峠や野麦峠へ向かう国道のバイパス沿いにあり、ふもとの高山市から登ってくるとこの先には高根第一、第二ダムが控えています。また飛騨川に沿って通っている旧国道沿いには朝日ダム、久々野ダムといった発電ダムが設置され、中部電力の一大エネルギー貯蔵地を形成しています。
堤高74mと、決して小さくない堤体は直線で構成された非常にシンプルな外観で、目につく放流設備はクレスト部中央に申し訳なさそうに佇む1門のラジアルゲートのみと、このあたりの他のダムと比較しても地味な印象です。ダムサイトはやはり立入禁止で、堤体を詳しく観察できそうな場所は見当たりません。貯水池の湖畔には、ダム管理所と思われる建物があります。こちらは武家屋敷を思わせる和風の立派な建物で、駐車場やトイレなども設置されているようです。
このダムの用途はもちろん発電ですが、ダム付近や秋神川下流には発電所が見当たりません。地図を眺めると、近くにある同じ中部電力の朝日ダムまで導水管が伸びているようで、併設された朝日発電所のために朝日貯水池に水を送る取水ダムなのかも知れません。ここまで巨大な取水ダムが必要な理由は分かりませんが...。
上流の高根第一ダム付近では細く薄暗い国道361号線も、このあたりでは2車線の広い道路に整備され、明るい陽光が降り注ぐのどかな光景が広がっています。