ダム名 高根第一ダム(たかねだいいちだむ)
ダム形式 アーチ式コンクリートダム
河川名/水系名 飛騨川/木曽川水系
所在地 岐阜県大野郡高根村
着工年/完成年    年/1968年
用途 発電
堤高 133.0m
堤長 276.0m
堤体積 327,000m3
総貯水量 45,800,000m3
有効貯水量 35,300,000m3
ダム湖名 高根乗鞍湖
「あゝ野麦峠」で有名な、長野県と岐阜県の境にある野麦峠を岐阜県側に下ると、巨大なアーチ式コンクリートダムが忽然と姿を現します。これが高根第一ダムで、中部電力のダムの中では最も大きい堤高を持つ発電専用ダムです。
堤体は下流側に何本かキャットウォークが通っているドーム型アーチダムで、クレスト部中央に2門、巨大なラジアルゲートの非常用洪水吐を持つほか、詳しくは見えませんでしたが堤体下部に放流バルブを備えているようです。また、左岸側の堤体付近に発電用の取水口が設置され、すぐ下流に建設された高根第二ダムとの間で最大出力34万kwの揚水発電が行なわれています。
閉鎖的な雰囲気が漂う中部電力の発電ダム群の中にあって、さすがに最大のアーチダムには駐車場やトイレ、案内板などの施設が設置され、堤頂部も解放されています。そして駐車場の近くには展望台へ伸びる階段の入口があります。展望台からの眺めは、息を切らして登ってきた割に合うかどうかは意見の分かれるところですが、アーチダムが岩盤に突き刺さっているという、シンプルなメカニズムを見て理解することはできます。
ダムは山深く細い峠道の途中にあり、付近にはこれといって何もありません。これだけの規模でありながら、ダムの案内版やその解説も慎ましいもので、一般の観光者に媚を売るようなこともなく、非常に硬派なダムであると言えます。