ダム名 | 四万川ダム(しまがわだむ) |
ダム形式 | 重力式コンクリートダム |
河川名/水系名 | 四万川/利根川水系 |
所在地 | 群馬県吾妻郡中之条町四万 |
着工年/完成年 | 1980年/1999年 |
用途 | 洪水調節、防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水 |
堤高 | 89.5m |
堤長 | 330.0m |
堤体積 | 516,000m3 |
総貯水量 | 9,200,000m3 |
有効貯水量 | 8,600,000m3 |
ダム湖名 | 奥四万湖 |
四万川ダムは群馬県が建設した多目的ダムで、平成11年に完成しました。堤高は約90mあり、自治体所有のダムとしてはかなり立派なものと言えそうです。新しいダムらしくデザインは凝っていて、下流側の表面は石積み風の装飾が施されているほか、エレベーター塔やゲート操作室などもスッキリとしたモダンなデザインで統一されています。 省コスト化に重点が置かれる最近のダム建設、運用の流れの中にあって、このクラスのダムとしては放流設備は非常に豪華で、常用洪水吐としてコンジットゲート1門、オリフィスゲートが2門装備され、クレスト部は自然越流式の非常用洪水吐が並んでいます。そのほか表面取水設備も設置されていて、利水放流による小規模な発電も行なわれています。高さの違う常用洪水吐はそれぞれ洪水期、非洪水期の水位に対応しているようです。 実際に訪れるまではこのダムのことをよく知らなかったので、いつの間にこんな山奥にこんな立派なダムが出来上がっていたのか、と驚きましたが、実際に見てみるとその規模、デザインはもちろん、周辺の整備が行き届いていることにも驚きます。ダムの周辺にはいくつもの公園があり、湖畔には町営の入浴施設もあります。また、湖の水は透明度が高く、珊瑚礁の海のような青さも要チェックです。 |