ダム名 宮ケ瀬ダム(みやがせだむ)
ダム形式 重力式コンクリートダム
河川名/水系名 中津川/相模川水系
所在地 神奈川県津久井郡津久井町
着工年/完成年 1974年/2001年(予定)
用途 洪水調節、防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水/発電
堤高 156.0m
堤長 400.0m
堤体積 2,060,000m3
総貯水量 200,000,000m3
有効貯水量 183,000,000m3
ダム湖名 宮ケ瀬湖
宮ケ瀬ダムは神奈川県北西部の津久井町、愛川町、清川村にまたがって建設された日本有数の巨大ダムです。重力式コンクリートダムとしては高さで全国2位、堤体積で1位、ダム湖の広さを表す湛水面積でも2位で、総貯水容量は芦ノ湖に匹敵します。1998年にダム本体が、2001年には周辺設備の工事も終わり、30年近くもの大プロジェクトはひとまず完了しました。現在、宮ケ瀬ダムと相模ダム、城山ダムがそれぞれ導水路で結ばれ、3ダムが連携して水資源の管理と運用を行なっています。
このダムには建設中の頃から何度か来ていたのですが、なかなかダムサイトに近づけず遠くから眺めるだけでした。しかし工事が終了した現在ではダムサイトはほとんど解放されています。このダムを近くで見て、何よりも戦慄を覚えました。あまりにも巨大な構造物。夕闇に浮かぶその姿は悪の要塞といった雰囲気。下流側ダム直下の場所は遊歩道になっているため、非常に迫力のある光景を目にすることができます。また展望台や展示施設も充実していて、さらにダム内部のエレベーターやダム脇に設置されているインクライン(ダム点検用ケーブルカー)に乗って堤頂部と行き来できるなど、従来のダムと比べてかなりオープンな施設が多くあり、私の中では一番のおすすめダムになりました。