ダム名 古賀根橋ダム(こがねばしだむ)
ダム形式 重力式コンクリートダム
河川名/水系名 綾北川/大淀川水系
所在地 宮崎県東諸県郡綾町大字北俣字北浦
着工年/完成年 1953年/1958年
用途 灌漑用水/発電
堤高 32.0m
堤長 108.0m
堤体積 27,000m3
総貯水量 1,381,000m3
有効貯水量 386,000m3
ダム湖名 古賀根橋貯水池
宮崎市街から北西に針路をとり、綾北川沿いの県道をしばらく走ると、右手の川の対岸に立派な水力発電所が見えてきます。ここは宮崎県企業局が管理する綾第二発電所で、有効落差126m、最大出力28,000kWという規模を持っています。この発電所からさらに綾北川を遡ると、取水地点である古賀根橋ダムにたどり着きます。古賀根橋ダムは発電のほか、取水した水をさらに灌漑用水として使用していて、下流の綾町や国富町だけでなく、大淀川流域から外れた佐土原町や遠く西都市まで導水管が伸びているようです。
県道からダムに降りて行く道はあるものの、ダムサイト入口で固く門が閉ざされているため堤体に近づくことはできません。周囲も木々が生い茂っており、堤体の全景が撮影できるポイントもほとんどなく、写真だけでは実体の掴みづらいダムと言えます。現地で辛うじて確認できた装備は2門のクレストラジアルゲートと左岸側の取水口のみですが、規模や用途から見て他に特筆すべき設備はなさそうです。
人里離れた山中に建設されてまもなく半世紀を迎えるダムは渋くいい感じに苔むしていて、ひっそりと佇んでいます。自分の生活圏から全くかけ離れた場所にある小さく目立たないダムですが、実際に訪れなければ見られない全体像、そして調べなければ知り得ない役割など、ダムめぐりの面白さを再確認させてくれます。