ダム名 松尾ダム(まつおだむ)
ダム形式 重力式コンクリートダム
河川名/水系名 小丸川/小丸川水系
所在地 宮崎県児湯郡木城町石河内字尾鈴
着工年/完成年 1939年/1951年
用途 洪水調節、防災/不特定用水、河川維持用水/灌漑用水/発電
堤高 68.0m
堤長 165.5m
堤体積 168,200m3
総貯水量 45,202,000m3
有効貯水量 33,699,000m3
ダム湖名 松尾貯水池
松尾ダムは、宮崎県のほぼ中央に位置する木城町北部の深い山の中に建設され、昭和26年に完成した多目的の重力式コンクリートダムです。多目的ダムに限定すると岐阜県の丸山ダムや栃木県の五十里ダムなどより古く、手元の資料が正しければ神奈川県の相模ダムに次いで2番目に完成したことになります。堤高は68mで小丸川水系では最大のダムですが、堤体は立入禁止のうえ周囲も木が生い茂っているため、詳しくディテールを確認することは困難です。限られた範囲で調査した結果、クレスト部に10門のラジアルゲートが並ぶクラシカルなスタイルで、その中でも中央の2門は他のゲートよりも越流部が低くなっていて開口部が大きく、常用洪水吐を兼ねているものと思われます。既に大規模なダム開発が始まっていたとはいえ、この時代のダムでクレスト部の高さを変えて常用、非常用の洪水吐を設置するという発想はかなり画期的だったのではないかと思います。そんな貴重、かも知れないダムですが見学等のニーズにはまったく配慮がなく、案内板や駐車場もありません。交通量が少ない道路だったので、ちょっと隅の方にクルマを停めさせてもらい、急ぎ足で撮影をしていました。とその時、岸利透は予想もしない事態に襲われたのです!「あ!こら、ラッキー!!」
突然の声に驚いてその方向を見ると、管理所の方から大きな犬が走ってきたのです!さすがに一瞬怯みましたが、私も犬を飼っていた経験からラッキーの表情や尻尾の動きを読むと、敵意はない様子。飛びかかられたものの、顔や手を一通り舐めると戻っていきました。ラッキーは人懐っこい犬ですから、もし鎖から離れていても驚かないようにしましょう。