ダム名 今市ダム(いまいちだむ)
ダム形式 重力式コンクリートダム
河川名/水系名 砥川/利根川水系
所在地 栃木県今市市大字佐下部字平田岳
着工年/完成年 1978年/1991年
用途 発電
堤高 75.5m
堤長 177.0m
堤体積 192,000m3
総貯水量 9,100,000m3
有効貯水量 6,200,000m3
ダム湖名 今市調整池
「日光の手前」、今市市の北部に建設された今市ダムは、東京電力が建設した揚水式の今市発電所の下部ダムです。上部ダムは山の向こう、栗山村との境にある栗山ダムで、最大出力105万kwという関東でも有数の水力発電所です。ちなみに発電所は10人以上の団体で申し込むと内部を見学できるそうです。
堤体はオーソドックスな中規模の重力式コンクリートダムで、ローラーゲート2門とコンジットゲートを備えています。またダム湖の中ほどには、発電所の導水管の出入り口と思われるゲートがありました。
ダムは最後の人家を過ぎてから数キロも山道を登った先に位置していて、周囲にはダム管理所と発電所以外は何もありません。そのせいか湖の周囲には野生のサルが多数生息していて、車で走っていてもそこらじゅうにその姿を見かけました。