ダム名 | 小原ダム(おばらだむ) |
ダム形式 | 重力式コンクリートダム |
河川名/水系名 | 庄川/庄川水系 |
所在地 | 富山県東砺波郡上平村小原 |
着工年/完成年 | 年/1942年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 52.0m |
堤長 | 158.2m |
堤体積 | 93,000m3 |
総貯水量 | 11,419,000m3 |
有効貯水量 | 4,777,000m3 |
ダム湖名 | 小原貯水池 |
小原ダムは庄川に建設された関西電力の発電専用ダムで、太平洋戦争中の昭和17年に完成した重力式コンクリートダムです。堤体は庄川発電ダム群の例に漏れずクレスト部に黒く塗装されたラジアルゲートが並び、堤体中ほどには放流管を3本装備しています。発電用の取水口と発電所は右岸側のダム脇に設置され、使用された水は直下に放流されています。 庄川に沿って走る国道156号線はちょうど小原ダム付近がトンネルになっているため、ダムを見るためにはトンネル手前で側道に出なければなりません。残念ながらダムサイトは立入禁止であまり近づくことはできませんが、ダムのすぐ下流に橋が架かっているので、堤体を正面から見ることができます。建設された時期に若干のズレはありますが、堤体のデザインは下流の小牧ダムや祖山ダムとほぼ同じと言えるほど似ており、この時代のトレンドだったのかも知れません。 ダムサイトが立入禁止なこともあってあまり見どころが多いとは言えませんが、正面から見えるダムの逞しい姿と、トンネルを通っていたら見えなかった湖畔からの風景には思わず得をした気分にさせられました。 |