ダム名 境川ダム(さかいがわだむ)
ダム形式 重力式コンクリートダム
河川名/水系名 境川/庄川水系
所在地 富山県東砺波郡上平村桂
着工年/完成年 1973年/1993年
用途 洪水調節、防災/不特定用水、河川維持用水/灌漑用水/上水道用水/工業用水/発電
堤高 115.0m
堤長 297.5m
堤体積 632,000m3
総貯水量 56,100,000m3
有効貯水量 56,100,000m3
ダム湖名 桂湖
発電専用ダムが連なる庄川ですが、境川ダムはその支流の境川に建設された堤高115mの多目的ダムで、着手から約20年の歳月を経て平成5年に完成しました。堤体は直線で構成された近代的なデザインの重力式コンクリートダムで、比較的年代の古い庄川の発電ダム群を見てきた目にはとても新鮮に映ります。正面から見ると白鳥が翼を広げているような...などと形容してしまう私は病気でしょうか。
放流設備はクレスト部に自然越流式の洪水吐がある以外は目につきませんが、堤体下部に水位調節用の放流口が備わっているようです。このダムの用途の中に発電がありますが、それがこの放流口経由のものなのか、それともダム湖に取水口を設け下流に導水しているのかは分かりませんでした。このダムは他にも数多くの用途を抱えているのですが、放流設備に関してはいたってシンプルなようです。
またこのダムはその名の示す通り、堤体のちょうど真ん中が県境になっていて、欄干に県境を表すプレートが取り付けられているのもおもしろいポイントです。堤頂部は解放されているので、真ん中に立って岐阜県と富山県を同時に味わうことができます。
ダム湖である桂湖ではキャンプやボートなどのレジャー施設が整えられ、堤体上から見える景色も抜群です。庄川沿いを走る国道156号線からは少しそれますが、近くを通るならこの美しい堤体はぜひ見ておくべきでしょう。