ダム名 長井ダム(ながいだむ)
ダム形式 重力式コンクリートダム
河川名/水系名 置賜野川/最上川水系
所在地 山形県長井市大字平野
着工年/完成年 1979年/2010年
用途 洪水調節、防災/不特定用水、河川維持用水/灌漑用水/上水道用水/発電
堤高 125.5m
堤長 381.0m
堤体積 1,200,000m3
総貯水量 51,000,000m3
有効貯水量 48,000,000m3
ダム湖名 未定
山形県南部の長井市を流れる最上川の支流、野川に建設中の長井ダムは、完成すれば堤高125.5m、堤長381mと朝日村の月山ダムとほぼ同じ大きさとなる巨大な多目的重力式コンクリートダムです。2003年8月現在工事はコンクリート打設の真っただ中で、その堤体の姿が少しずつ見えはじめています。工事中のためダムサイトに近づくことはできませんが、工事現場が見渡せる場所に展望台が設置され、また近くにはインフォメーションセンターも建っています。
完成予想図やホームページの情報をまとめると、堤体はシンプルなデザインの直線重力式コンクリートダム、洪水吐は調節用のゲートを持たない自然調節式で、常時満水位の場所に常用洪水吐が2つ、クレスト部に非常用洪水吐が設置されるようです。これほど大規模のダムでゲートを持たないという話は聞いたことがないので、自然調節式のダムとしては日本最大級になるのではないかと思われます。このほか、選択取水設備も設置されるようです。
長井ダムのすぐ上流、完成すれば貯水池になる場所には、山形県が昭和29年に建設した菅野ダムという多目的ダムがあります。このダムも洪水調節や灌漑用水供給等の目的があるのですが、完成後に計画洪水量の見直しや灌漑用水の重要の増大が発生したことから長井ダムが計画されることになったようです。ダムとしての役目を終え沈む運命にある菅野ダムは何とも可哀想ですが、長井ダム完成後はゲート類を撤去した後、長井ダムの取水設備を守る砂防ダムとして、見えない場所で余生を送ることになっています。